木曜日, 7月 06, 2006

■巡堂工房から 「和」 (やわす)

作品「和」

■一般的には「わ」と読みますが、「やわす」とも読みます。
板材は、ケヤキの輪切りの木目が美しいものです。
書は、中国1,000年前の蘇東坡(そとうは)で、名筆中の名筆で、日本人に最も好まれている書家です。

■「わ」と読まず、「やわす」と読むには、「心を和す」ということです。「やわす」ということは、やわらげる、なごます、平和にするという意味です。
「やわす心」とは、日本人の、日本を支えてきた最高のアイテムなのです。判断基準が善か悪かの二種類しかなく、神との契約をかわさなければいけない欧米人には、全く理解できない心です。
■宇宙、自然(神)の本質は「アイマイさ(自然のゆらぎ)」であり、人間の「やわす心」を最も好むのだということを、日本人はもっと自信を持つべきです。(鳥居礼「知られざる古代日本」より)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

0 件のコメント: