水曜日, 6月 27, 2007

■四国八十八ヶ所・空海のことば刻字奉納(25番)

6月27日(水)
第二十五番 津照寺{高知県}
区間距離 :   6.8km
累計距離 : 249.2km
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(1)ウオーキング内容
6・27  奥森吉山 桃洞の滝コース  7.0km


(2)目的のお寺概要


津照寺
大師が海の安全を
祈願して開設したお寺。

写真【MONGの四国お遍路】
ありがとうございます



海上安全の信仰を集める
本尊・地蔵菩薩
信仰が篤くなれば、海の音
(神の声)が聞こえるかも!
津照寺への空海のことばは
「海潮音」を選びました。


(3)奉納札の内容(巡堂の刻字)
「(表)二五 津照寺    (裏)海潮音(かいちょうおん)」
出典 : 空海書・(聾 指帰)「空海 色紙揮ごう宝典」
作品 : 青森ヒバ  70*350*12  (裏)薬研彫り

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仏教書の解説


海潮のごとく仏の音声が
大きくあまねく聞こえること。





巡堂のまごころ解釈
海の安全を祈る津照寺では海の声が聞こえます。
昔の人は天を父、地を母と呼んでいました。父母はその子の求めには、何物をも惜しまず与えます。与えられないのは、まごころからこれを求めないからである。
万象これわが師と、まじめにこれに師事して尋ねる人には、正しく答えてくれるのです。(万人幸福の栞:丸山敏雄)

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アンケート回答
9/22  ・熟語  了解
      ・解釈  特にご意見なし    ありがとうございました

■坐禅石の上にはキジさんが

こざくらの丘には坐禅石があります。

坐禅石というくらいですから、
当然坐禅をする人が坐るべきものですが、
最近、坐禅会の会長さんは庭の石には坐っていません。




庭の坐禅石です
朝のウオーキング
出発の時です。






キジのオスです。
すばらしい美しさですね。

毎朝わたしの代わりに
坐って(?)います。





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■四国八十八カ所・空海のことば刻字奉納(24番)

6月27日(水)
いよいよ土佐・高知のスタート!!
第二十四番 最御崎寺{高知県}
区間距離 :  83.4km
累計距離 : 242.4km
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(1)ウオーキング内容
①~⑰ 別紙
     6月16日~6月26日  84.0km  
     秋田市河川コース、北秋田市米代川・北欧の杜公園

(2)目的のお寺概要(土佐・高知県)

最御崎寺(ほつみさきじ)
83kmを歩き始めて11日、
ついに土佐・高知修業の
道場を実感して室戸岬の
最御崎寺へ到着




大師が岬の洞窟「御蔵洞」で
修業満願の日に「明星」が口
の中に飛びこんできた体験で
虚空蔵求聞持法を会得した。
最御崎寺への空海のことばは
「光明神通」を選びました。     
    


(3)奉納札の内容(巡堂の刻字)
「(表)二四番 最御崎寺  (裏)光明神通(こうみょうじんずう)」
出典 : 空海書・(聾瞽指帰)「空海 色紙揮毫宝典」より
作品 : 青森ヒバ  70*350*12  (裏)薬研彫り

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仏教書の解説

偉大な神通力の奇蹟の光明
 





巡堂のまごころ解釈
お大師様は、最御崎寺近くの御蔵洞でついに光明を会得されました。
光明はあの世の特別なものでなく、この世での幸福の世界・歓喜の世界のことです。
また、神とは宇宙の生命、統一の中心、万象の根元をいいいます。神は幽なるもので、説明を超え、思惟を絶する、感覚の外にります。いいようもなく、考えようもない。光明無量また寿命無量なのです。
万人幸福の栞:丸山敏雄)

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アンケート回答
9/23  ・熟語    了解 
     ・解釈     了解     ありがとうございました。

月曜日, 6月 25, 2007

■大館能代空港ターミナルビル㈱株主総会終える

6月22日は我が社の株主総会でした。
以下の資料をご説明し、
開港10年目の決意をご了解いただきました。

































































































日曜日, 6月 24, 2007

■高知県までは遠い遠い!!

6月22日
第23番薬王寺から第24番最御岬寺までの83.4km
遠いですねー!!




これが私のバーチャルの
お遍路姿です。








①6月16日 秋田市河川コース     5:10~6:30  5.0km
②6月17日 秋田市河川コース     5:00~6:30  6.0km
③   17日 秋田市河川コース    18:00~19:00 4.0km
④   18日 秋田市河川コース     6:00~6:45  3.0km
⑤   18日 北秋田市北欧の杜    18:10~19:00 5.0km
⑥   19日 北秋田市米代川上流   5:10~6:45  8.0km
⑦   19日 北秋田市北欧の杜   18:00~19:00  5.0km 
⑧   20日 北秋田市米代川下流   5:30~7:00  7.0km
⑨   20日 北秋田市空港緑地   12:20~13:10  3.0km
⑩   21日 秋田市河川コース     5:10~6:00  3.0km
⑪   21日 北秋田市米代川下流  17:30~17:00  7.0km
⑫   23日 北秋田市米代川下流   5:10~7:00  8.0km
⑬   23日 秋田市河川コース    17:00~18:00 4.0km
⑭   24日 秋田市河川コース     6:00~7:00  4.0km
⑮   24日 秋田市河川コース    17:00~18:00 4.0km
⑯   25日 秋田市河川コース     5:10~6:30  5.0km
⑰   26日 北秋田市米代川コース  6:00~6:45  3.0km
                    合計          83.4km

遠かったですねー11日かかりました。
無理をせず、一日は朝と夕方の二回にしました。長続きするようにと。

  

火曜日, 6月 19, 2007

■空海の三蜜加持とは何か(2)

空海の三蜜加持を現代に生かすには
どうしたらいいのでしょうか。
本物の教えというものは決して難しいものではないと思います。
(1)では矢山先生の解釈でした。これでも十分ですが
倫理法人会の創始者丸山敏先生の「万人幸福の栞」は
昭和二十四年に書かれたものですが、今の世にあって
ますます輝きが増してきました。

身・口・意」を
身体は行動口は目標又は希望、意は心ですから信念」と
してみましょう。「万人幸福の栞」より

■十二条「気づいたらすぐに行動する」
あいだみつをさんの詩に「感動とは感じて動くと書くんだなあ」
があります。感じない人は動きません。まずは感じる心が大事
なのです。感じることができる感性、又は波動。
波動が共鳴しないと感じないのです。(これは筆者)
①「気づいたらすぐに行動する」ことが物事をなしとげる秘訣です。
 また、大切なことは十分に調査研究し、準備を完全にして、
 時がきたと思えば、一気かせいにやってやりぬく。押して押し
 通す。
②また、最初失敗すること、これは大きな月謝である。喜んでまた
 改めてとりかかると、いつか大きな栄冠に輝く。
③また、にっちもさっちもいかないときがある。その時である、古今
 独歩の妙手は、こうした無類の境地に生まれる。

■十四条「希望は心の太陽である」
①希望は心の太陽である。つごうがよいから希望をもつので
 はない。一生に二度と出くわすことの出来ぬ仕事だから希望
 を持つのである。天から与えられた命、親からいただいた体、
 世界にたった一つのこの肉体だからこそ、その前途にもえる
 ような希望をもつのである。
②太陽と光と熱が無限であるように、希望(目標)はいくら灯し
 ても尽きる日はない。いくら高めても高すぎることはない。
③希望は永遠の光である。

■十五条「きっと出来るぞ、きっとやるぞ、と動かぬ信念」
①自信のないことは失敗する。練習するということは、その仕事
 なり、競技なりに慣れて間違いのないようにするのが、その形
 から見たところである。
②その実は、信念をつけるのである。信念をねりかため、ねりあ
 げるのである。きっと出来るぞ、きっとやるぞ、と動かぬ信念が
 その事を成就させる。
③事を成すの根本は信念である。決心の強いか弱いかによって
 仕事の成否が決まる。

それぞれにおいて②段階、③段階と極限までやりぬくことは大変
であるが、「壁を超える」「神人合一」とはこの境地を言うのでしょう。
「行動・希望・信念」が一体となり「神の境地と一体」となり、事が成
るのです。

憂えるのは疑うからである。あぶないから憂えるのではない。憂え
るから失敗する。憂えるからあぶない。
病気は憂えるから長引く、重くなる。
事業は憂えるから崩れる。
憂えるの反対は喜ぶことである。
希望に燃え行動し、信念で行動することである。

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■麻の共時性(シンクロニテイ)

阿波の国・徳島県を終わろうとしているとき、
改めて第一番札所・霊山寺の住所をみてびっくりしました。
大麻町ですね。そして上の山が大麻山(538mゴサンパチですね!)
麓には大麻比古神社があります。なぜ阿波の国には大麻の地名が
こんなにもあるのでしょうか。

実は私の会社も、秋田県北秋田市脇神カラムシ岱です。
麻は大麻と苧麻(ちょま)があり、大麻は「オ」とか「ソ」といい、
野生の苧麻のことをカラムシと呼ぶそうです。

四国のお遍路を思いたったのは、この縁でしょうか。麻での
繋がりがあったのですね!!

麻(大麻)について三題ばなし
①大麻は日本の伝統文化に根づいている
  伊勢神宮大麻(お札のこと)、注連縄(しめなわ)、結納の友白髪、  
  蚊帳(かや)、弓の弦、たこ揚げの糸、花火の火薬。

②環境に役立つ大麻製品
  夏ですからシャツ・帽子などの衣料品、大麻紙は200年の耐久性
  住宅資材にもなります。

③バイオ燃料として最も有望
  2001年にアメリカで走行実験、日本でも2002年に実験走行。
  種子油や茎のセルロースからバイオ燃料がとれます。
  21世紀に最も期待される原料です。

問題点
大麻ですから、大麻取締法が適用されます。
早く大麻が法の枠内でその有用性を発揮できて、地球環境の救い手に
なれるように期待しております。


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月曜日, 6月 18, 2007

■「えこる あつらえ中敷」靴がすばらしい

今回の、バーチャルお遍路のウオーキングを始めるにあたって、
ウオーキングシューズを探しました。
足幅が広く、甲高で外反母趾となりましたので、私の足に合う靴が
ないですねー。専門店も少ないのです、秋田では。

ミズノのシューズが3Eながら足に合いました。ゴアテックスでもあるし、
いいかなあ!! としばらく履いていました。

こどもから「父の日のプレゼント」に足にあった靴をプレゼントすると
言われました。
これが「えこる あつらえ中敷」靴との出逢いです。


えこる靴





3D計測






約10日履きましたが、いいのです!!
ちょっと重いのですが、ウオーキングには最高のツールです。

えこる靴は私のような者が「歩行可能年齢の引き上げ効果」が目的で
「ひとりひとりの足の骨格と歩行特性にあわせて免震中敷きを加工して
おり、この中敷きを靴の中に入れることで歩くときカカトの骨が靴の中で
浮き沈みします。この浮き沈みにより歩くことで足元から骨盤等を補正
し、全身のバランスを保つ健康づくりを目指します」
   (「えこる」 で検索してみてください)

一度履いたら、他のものが合わないことを納得・実感できます。
夏用のメッシュ(穴あき)を、もうひとつ注文しました。

朝晩のウオーキング(お遍路)がますます楽しみになってきました。

発心の道場・阿波の国のお寺は終わりましたので、あとは修業の
道場・土佐の国を目指して歩きに歩きます。楽しみです!!


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木曜日, 6月 14, 2007

■四国八十八カ所・空海のことば刻字奉納(23番)

6月14日(木)
第二十三番 薬王寺{徳島県}
区間距離 :  20.7km
累計距離 : 159.0km
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(1)ウオーキング内容
①6/12  5:30~ 6:10 秋田市草生津川コース 3.0km
②6/12 17:10~19:00 大館能代空港緑地    6.0km
③6/13  5:10~ 7:00 鷹巣米代川上流コウス 7.2km
④6/13 12:30~13:20 大館能代空港緑地   3.0km
⑤6/15 12:20~13:10   同   上       3.0km

(2)目的のお寺概要



ウミガメの産卵地すぎて
厄除けのお寺
薬王寺





朝廷から庶民まで、厄よけの根
本道場として広く信仰された。
今もお遍路のお寺というより、
厄除けのお寺が通りがよい。

薬王寺への空海のことばは
「意滋澤」を選びました。


(3)奉納札の内容(巡堂の刻字)
「(表) 二三番 薬王寺    (裏)「意滋澤(いしたく)」
出典: 空海書・(聾瞽指帰)「空海 色紙揮毫宝典」より
作品:青森ヒバ  70*350*12  (裏)薬研彫り  
    やったぜ!!発心の道場分は彫り終わりました。
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仏教書の解説


すべて思うにまかせ、こころ
よろこばしきこと。





巡堂のまごころ解釈
薬王寺は厄よけ祈願のお寺としても有名です。
自力と他力という二つの方向があります。自力で精進するのが養生で、他力に依存することが癒しといいます。
従って厄よけのお祓いは他力の癒し効果を願ったものです。
養生や癒しの力で己がなくなったならば、一切が己となる。自他一如、捨我の絶対境となり、心の欲する所に従えども、矩(のり)を越えず(論語)の心境に達することができます。

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水曜日, 6月 13, 2007

■発心の道場23寺と空海のことば

5月5日からスタートして、発心の道場・阿波の国23寺のうち
・バーチャルなお遍路は22寺完了
 残りは薬王寺までと、それから長い長い高知県までの旅です。

・空海のことばは全部確定しました。
・刻字の彫りが完成したのが22寺
・作品の仕上げまで完成したのが18寺

下の表は、お寺と空海のことばのまとめです。


月曜日, 6月 11, 2007

■四国八十八カ所・空海のことば刻字奉納(22番)

6月11日(月)
第二十二番 平等寺{徳島県}
区間距離 :  11.7km     
累計距離 : 138.3km
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(1)ウオーキング内容
①6/10  鹿角市 クロマンタコース     5.0km
②6/11  大館能代空港緑地         5.0km
③6/12  北秋田市鷹巣            2.0km

(2)目的のお寺概要


遍路ころがしを終えて
霊水と天上画が美しい
平等寺




白水の井戸
祈祷のために掘った井戸から
乳色の水が湧いた。一切衆生
の「平等」救済からの「白水山」
の寺号。
平等寺への空海からのことばは
「一色辺」を選びました。


(3)奉納札の内容(巡堂の刻字)
{(表) 二二番 平等寺     (裏)一色辺(いっしきへん)」
出典 : 空海書・(三十帖策子)「空海 色紙揮毫宝典」より
作品 : 青森ヒバ   70*350*12  (裏)薬研彫り
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仏教書の解説


衆生と仏が一体のところ。
差別や相対のすがたをのりこえた
平等、絶対の境地をいう。




巡堂のまごころ解釈

平等寺から湧き出た井戸水はすべての人々を救済したという。
人生は、他人に捧げ尽くして己がなくなった時、一切が己となる。自他一如、捨我の絶対境となるのである。人の喜びが、まことのわが喜びである。小さい己は消え失せ天地と共に生きる不死永遠の絶対境となるのである。  (万人幸福の栞:丸山敏雄

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■虚空蔵求聞持法とはなにか

空海の虚空蔵求聞持法について
寺林峻 「空海秘伝」東洋経済新報社より引用

ところで、空海虚空蔵求聞持法というのは、密教の難行の一つで宇宙に立ち向かう
壮大な修業である。
宇宙に真っ正面から向き合うように峰の高台にすわり、半眼になって正面に大きな
虚空蔵菩薩の姿を想い浮かべる。虚空蔵菩薩は文字通り虚空、つまり宇宙がその
全体的な調和を保っている力(エネルギー)を本体とする仏である。その力とは突き
つめると無限の福徳と知恵であって、祈る者にそれを与えてあらゆる願い事を叶え
させる。
(それによって記憶力を・・・・・)は、瞑想というのは、そうした実利をめざしてはなかな
か行いにくいし、本来の目的ではない。

では、虚空蔵求聞持法はなにをめざしたのだろう。
呼吸に乗せて自分の中に虚空蔵菩薩を迎え、つぎには自分が虚空蔵菩薩の中へ
入っていく入我我入(にゅうががにゅう)の状態にはじまり、やがて虚空蔵菩薩そのも
のになりきってしまう。そうなると虚空、つまり宇宙の調いの中に自分を解放できる。
虚空蔵求聞持法のほんとうのねらいはそこにある。

密教での虚空を五つにまとめると
・妨げてくるものが何もない
・どこにも行きわたる
・澄んで汚れがない
・状態が安定している
・とらわれがない

この状態の中に自分を解放できるなら、どんなにすばらしいことか。だから虚空蔵
求聞持法が密教の究極の瞑想法となっている。

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土曜日, 6月 09, 2007

■四国八十八カ所・空海のことば刻字奉納(21番)

6月10日(日)
第二十一番 太龍寺{徳島県}
区間距離 :   6.5km
累計距離 : 126.6km
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(1)ウオーキング内容
①6/9   5:15~6:00  秋田市草生津川コース   3.0km
②6/10  6:00~7:00  同   上           4.0km
③6/10 17:20~18:00 鹿角市 天下道コース    3.0km 
    ③は南舎岳までをイメージして歩きました

(2)目的のお寺概要


空海修業の地、捨心岳
のある
第三の遍路ころがし

太龍寺





山頂でなく少し下の大きな岩が
南舎心岳。虚空の中に坐を得
たと実感できる場を選んだ。
ここで空海は虚空蔵求聞持法
を行じた。
太龍寺への空海のことばは
「虚空界」を選びました。


(3)奉納札の内容(巡堂の刻字)
「(表)二一番 太龍寺    (裏)虚空界(こくうかい)」
出展 : 空海書・(三十帖策子)「色紙揮ごう宝典」より
作品 : 青森ヒバ 70*350*12  (裏)薬研彫り

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宗教書の解説

真如をいう。無色無形であって
一切万有を包括することが虚空
のごとくであるからである。






巡堂のまごころ解釈
太龍寺の南捨心岳に坐ると、我々でもお大師様と同じく虚空との一体感が感じられる。
虚空とは大いなるいのちのいるところであり、われわれのふるさとである。
すべての物(万象)は神の現れ、世界は神の現れである。幽(空)なる力があらわれて万象となるのである。我々はなぜ修業するのか、それは生まれてきた時のやわらかな心を忘れ去り、人生を過ごすほどに汚れがいっぱいついた心をきれいにし、虚空とのつながりを得ることにより、無限の智慧をいただくことである。

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火曜日, 6月 05, 2007

■四国八十八カ所・空海のことば刻字奉納(20番)

6月5日(火)~
第二十番 鶴林寺{徳島県}
区間距離 :  14.0km   第二の遍路ころがし 山地区間
累計距離 : 120.1km 
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(1)ウオーキング内容
①6・5  6:00~ 7:00  秋田市草生津川コース    4.0km
②6・6 17:00~18:20  北秋田市空港ビル周辺緑地 5.0km
③6・7  6:00~ 7:20 秋田市草生津川コース    5.0km
     三日間でお鶴さんまで届きました。急な坂も入っています。

(2)目的のお寺概要

名前は美しいが
第二の遍路ころがし
の難所鶴林寺

写真【MONGの四国お遍路】
ありがとうございます




大師がここで修行中、二羽の鶴が黄金の
小さな地蔵菩薩を抱いて守っているのを
見つける。
霊感を受けた大師は地蔵菩薩像を彫り
胎内に黄金蔵像を納め堂宇を建てて「鶴
林寺」とした。

鶴林寺への空海のことばは
「仰頼救我」を選びました。


(3)奉納札の内容(巡堂の刻字)
「(表) 二十番 鶴林寺   (裏)仰頼救我(ごうらいぐが)」
出典 : 空海書・(三十帖策子)「空海 色紙揮毫宝典」より
作品 : 青森ヒバ   70*350*12  (裏)薬研彫り

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仏教書の解説

われを救いたまえ、と言って
仏に頼むこと。





巡堂のまごころ解釈
自分で精進することが「養生」。他に依存することを「癒し」といいます。鶴林寺の鶴に守られ癒しの効果で救われるのも捨てがたいです。
しかし
鶴林寺のもう一方、遍路ころがしのような他に依存できない大窮地に陥った時です。
大窮地に陥った時こそ、度胸の見せ所である。一切を投げ打って捨ててしまう。地位も名誉も、財産も、生命も。この時、思いも寄らぬ好結果が突如として現れる。奇蹟とはこうした瞬間に起こるのである。
万人幸福の栞:丸山敏雄

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9/23 お寺さんから回答  ご理解を得ました。 

■四国八十八カ所・空海のことば刻字奉納(19番)

5月4日(月)
第十九番 立江寺{徳島県}
区間距離:   3.8km   平地区間
累計距離: 106.1km
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(1)ウオーキング内容
時 間 : 6:00~7:00
コース : 秋田市草生津   4kmコース
       堤防の草刈りが進み、コスモスロードに植え付け準備盛ん

(2)目的のお寺概要



阿波の関所寺
立江寺






罪を犯した人や邪心を持つ人
が、お遍路の途中でお大師の
お咎めを受けて先に進めなく
なる「関所寺」である。
立江寺への空海のことばは
「近離甚処」を選びました。


(3)奉納札の内容(巡堂の刻字)
「(表)十九番 立江寺  (裏)「近離甚処(きんりじんしょ)」
出典: 空海書・(聾瞽指帰)「空海 色紙揮毫宝典」より
作品: 青森ヒバ 70*350*12  (表)船底彫り (裏)薬研彫り

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仏教書の解説

「どこから来たか。」師家が参学
の修行者をためす語。
仏法を求める本来の面目を尋ね
た語。





巡堂のまごころ解釈
「どこからきたのか」立江寺の関所に問われたならば、
「食べ物も、衣服も、一本のマッチも、私の力でできたものではありません。大衆の積み重なった幾百千万乗の恩の中に生きているのが私である。この中で、最も大切なわが命の根元は両親であります」と。  (万人幸福の栞:丸山敏雄)

公案です、いわゆる禅問答ですね。我々の座禅会(100年の歴史)でも秋には大摂心(集中坐禅会)があります。
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アンケート回答
9/30   ・熟語  特にご意見なし
       ・解釈   同 上(弘法大師の著作にはない熟語→そのとおりです。あくまでも色紙揮毫のために編纂した書からの引用ですので、実際のおことばではないものもあると思います)

土曜日, 6月 02, 2007

■四国八十八カ所・空海のことば刻字奉納(18番)

6月2日(土)
第十八番 恩山寺{徳島県}
区間距離:  18.8km
累計距離: 102.3km           
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(1)ウオーキング内容
①5:50~7:10  草生津川~秋田CC~神屋敷  10.0km
②5:50~7:20  同コース                10.0km

(2)目的のお寺概



お大師さまの母上ゆかり
のお寺、恩山寺






もとは女人禁制の修験道場。
母親を寺内に招き入れるため
十七日間の秘法を修め,禁を
解いた。
恩山寺への空海のことばは
「広修供養」を選びました。


(3)奉納札の内容(巡堂の刻字)
「(表)十八番 恩山寺   (裏)「広修供養(こうしゅうくよう)」
出典: 空海書・(三十帖策子)「空海 色紙揮毫宝典」より
作品: 青森ヒバ  70*350*12 (表)船底彫り (裏)薬研彫り
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仏教書の解説

仏と法と僧の三宝に帰依し
て、広く供養を行うこと。






巡堂のまごころ解釈

お大師の恩山寺での母への行動はどうしてなのでしょうか。

事業において途中でくじけるのは、初心を忘れるから少しの困難にもくじけるのだ。広く学び終始一環やりとおすことが成功の秘訣である。
また、根本を大事にすることが原点である。根本とは、親を恩を忘れず大切にすることである。私の命の根元であり、むしろ私自身の命である親だからなのです。(万人幸福の栞:丸山敏雄

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金曜日, 6月 01, 2007

■空海のマンダラとは何か

空海のマンダラとは何か




金剛界マンダラ
正面に一千五百体、背後に三千体
と仏の数は四千五百体
画面の構成は、仏たちのすべてが
九つの枠に幾何学的に並んでいる。









胎蔵界マンダラ
中心部に密教主仏の大日如来を中
心にして限られた仏がそのまわりを
囲んでいる。
一見して完成した整いを感じさせる。






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■マンダラの見方(1) 
「空海秘伝」寺林峻氏
   (東洋経済新報社)      
                      
「人はとかく全体の中に埋もれるか、我を通して寂しく孤立するしかありません。しかし曼陀羅は人が個々のいのちを輝かせながら全体につながって生きようと励ましてくれております。そのためにどのいのちも他のいのちと磨きあい、照らし合って輝いております。
人の社会も曼陀羅のようであれば、どんなにいいかと思います」
阿闍梨(あじゃり)
「そなたの観察はまことに正鵠を得ている。さように曼陀羅を貫く原理を私は一即一切、一切即一と見ている」

「胎蔵曼陀羅の真ん中に描かれた大日如来は他を従えて君臨しているように見える。ところがそうではなくて他の一つひとつの仏が大日の働きを分担してこなしてくれているから、自分が如来の地位に安住できていると知っている、それが一切即一。

一方、大勢の仏は大日の働きの一部を分担しているだけだが、それを完全にこなすことで、じつは大日如来と同じように自分を完成させて仏の状態になっている、それを一切即一という」

空海は「人の集まる場も、そうあるのが望ましいのでしょう」
と感想をもらし、太龍岳などでの虚空蔵求聞く持法を行ったことを話した。
(個と全体、ホロン・ホロニックのことですね)

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■マンダラの見方(2)
鳥居礼氏「宇宙原理ホツマ」による曼陀羅とは

胎蔵界曼陀羅には、大乗仏教の中で取り入れられた仏や菩薩が多数取り入れられ、星宿神やヒンズー教の神々まで描かれています。それは宇宙の森羅万象を包括するとされることから、《宇宙母胎》としての母性原理を見いだすことができる。

金剛界曼陀羅は、大日如来を中心とする、密教独自の三十七の仏、菩薩が選ばれ配置されています。数多くの仏菩薩の中から三十七尊を選別し、大日如来以外の三十六尊を四つの仏界に分け、整然と組織化したという点において、冷厳な不正原理をあてはめることができます。

しかし、このような両界曼陀羅に対する原理づけは、もともとのインドなどにはなく、日本で空海が考え出したと言われています。

そこで、胎蔵界を、宇宙の万有を内包する《宇宙母胎》としての胞衣(えな)の中にあって、天上の言霊四十九神の啓示を受信する地上「高天の腹」にあてはめ、
金剛界を、始原神アメミオヤノ神の周囲に整然とした宇宙原理によって、フトマニ図のごとく配置された四十八神の鎮座する天上「高天の腹」あてはめれば、両者の間には、明確な共通性を認めることができるでしょう。

空海は十種神宝(とくさのかんだから)をはじめとする日本の古神道に精通していた点、あるいは「高天の腹」の整合性の高い原理性などを考慮すれば、天上・地上の「高天の原」の二重構造の観念がもともと我が国に存在していたが故に、両界曼陀羅が、日本密教においてかくも尊重されるようになったのではないかと推測されるわけです。

胎蔵界の中央部である《中台八葉院》は、大日如来を中央に周囲に八菩薩を配しており、ホツマの「フトマニ図」のアメミオヤ神と周囲を取り囲むトホカミエヒタメの八御小神(やみこ)の構造と類似することが注目されます。
また金剛界の九つの仏界もやはり中央の成身界の内部もそれと共通する構造性を有しているといえましょう。

このように、日本の「フトマニ図」や「高天の原」の宇宙原理と、両界の曼陀羅には根元的な共通性があるように思われます。

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八咫の原理図
  フトマニ図











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■四国八十八カ所・空海のことば刻字奉納(17番)

6月1日(金)
第十七番 井戸寺{徳島県}
区間距離:  2.9km     平地区間
累計距離: 83.5km
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(1)ウオーキング内容
時 間: 12:20~13:10
コース:  空港緑地 3kmコース
      真夏の晴天、杖がコツコツ、鈴がチリリンと
(2)目的のお寺概要




井戸に由来
郊外のお寺
井戸寺




境内には大師が掘った
「面影の井戸」がある

井戸寺への空海のことばは
「汲水輪」を選びました。



(3)奉納札の内容(巡堂の刻字)
「(表) 十番 井戸寺   (裏) 「汲水輪(きゅうすいりん)」
出典: 空海書・(越州帖)「空海 色紙揮毫宝典」より
作品: 青森ヒバ  70*300*12  薬研彫り
     空海の曼陀羅に迫ってみました(003) 
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教書の解説

井戸の水を汲む仕掛け。
輪廻のきわまりのないことを
井戸の水を汲む車輪にたと
えていう。



巡堂のまごころ解釈
井戸寺の井戸は自分の姿を映すのですが、本来は水を汲むもの。
物は人と同じように生きています。物を本当に働かすとは、使うとき思い切ってこれを使うことです。ケチケチすることは金銭を生かすことにならない。大たんに、喜んで、すぐにこれを出す。これが生かすということである。(万人幸福の栞:丸山敏雄)

井戸からは、水を汲めば汲むほどきれいな水が出ます。井戸を生かすためには、いっぱい汲むためには仕掛けも必要です。

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