火曜日, 6月 19, 2007

■空海の三蜜加持とは何か(2)

空海の三蜜加持を現代に生かすには
どうしたらいいのでしょうか。
本物の教えというものは決して難しいものではないと思います。
(1)では矢山先生の解釈でした。これでも十分ですが
倫理法人会の創始者丸山敏先生の「万人幸福の栞」は
昭和二十四年に書かれたものですが、今の世にあって
ますます輝きが増してきました。

身・口・意」を
身体は行動口は目標又は希望、意は心ですから信念」と
してみましょう。「万人幸福の栞」より

■十二条「気づいたらすぐに行動する」
あいだみつをさんの詩に「感動とは感じて動くと書くんだなあ」
があります。感じない人は動きません。まずは感じる心が大事
なのです。感じることができる感性、又は波動。
波動が共鳴しないと感じないのです。(これは筆者)
①「気づいたらすぐに行動する」ことが物事をなしとげる秘訣です。
 また、大切なことは十分に調査研究し、準備を完全にして、
 時がきたと思えば、一気かせいにやってやりぬく。押して押し
 通す。
②また、最初失敗すること、これは大きな月謝である。喜んでまた
 改めてとりかかると、いつか大きな栄冠に輝く。
③また、にっちもさっちもいかないときがある。その時である、古今
 独歩の妙手は、こうした無類の境地に生まれる。

■十四条「希望は心の太陽である」
①希望は心の太陽である。つごうがよいから希望をもつので
 はない。一生に二度と出くわすことの出来ぬ仕事だから希望
 を持つのである。天から与えられた命、親からいただいた体、
 世界にたった一つのこの肉体だからこそ、その前途にもえる
 ような希望をもつのである。
②太陽と光と熱が無限であるように、希望(目標)はいくら灯し
 ても尽きる日はない。いくら高めても高すぎることはない。
③希望は永遠の光である。

■十五条「きっと出来るぞ、きっとやるぞ、と動かぬ信念」
①自信のないことは失敗する。練習するということは、その仕事
 なり、競技なりに慣れて間違いのないようにするのが、その形
 から見たところである。
②その実は、信念をつけるのである。信念をねりかため、ねりあ
 げるのである。きっと出来るぞ、きっとやるぞ、と動かぬ信念が
 その事を成就させる。
③事を成すの根本は信念である。決心の強いか弱いかによって
 仕事の成否が決まる。

それぞれにおいて②段階、③段階と極限までやりぬくことは大変
であるが、「壁を超える」「神人合一」とはこの境地を言うのでしょう。
「行動・希望・信念」が一体となり「神の境地と一体」となり、事が成
るのです。

憂えるのは疑うからである。あぶないから憂えるのではない。憂え
るから失敗する。憂えるからあぶない。
病気は憂えるから長引く、重くなる。
事業は憂えるから崩れる。
憂えるの反対は喜ぶことである。
希望に燃え行動し、信念で行動することである。

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