木曜日, 5月 31, 2007

■四国八十八カ所・空海のことば刻字奉納(16番)

5月31日(木)
第十六番 観音寺{徳島県}
区間距離:  1.7km
累計距離: 80.6km
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(1)ウオーキング内容
時 間: 13:30~14:20
コース: 道の駅「かみこあに」~小阿仁川堤防 2km
      遠雷がゴロゴロ、マガモがバタバタ。アマガエルと鈴の声
   
(2)目的のお寺概要



町並みにあるお寺
夜泣き地蔵の
観音寺





山門に入ってすぐ自然石に囲まれた
小さなお地蔵さん。
色とりどりの夜泣き地蔵さん
観音寺への空海の言葉は
「一切有情」を選びました。



(3)奉納札の内容(巡堂の刻字)
「(表) 十六番 観音寺  (裏)「一切有情(いっさいうじょう)」
出典: 空海書・(聾瞽指帰)「空海 色紙揮毫宝典」より
作品: 青森ヒバ 70*300*12  薬研彫り
     「一」の字が少し大きいかと思いますがプロの見立て
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仏教書の解説


この世に生きているすべてのもの
人びと。





巡堂のまごころ解釈
観音寺の夜泣き地蔵さんは、なぜ泣くのでしょうか。お地蔵さんが泣いているのは、この乱れきった、やりきれない世の中を見て泣いているのです。

すべての物は生きています。着物も道具も、金銭も。大切に使えば、その持ち主のために喜んで働き、粗末にあつかえば、すねて持ち主に反抗するだけでなく、時には腹を立てて食ってかかるのです。
万人幸福の栞:丸山敏雄


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水曜日, 5月 30, 2007

■空海の三蜜加持とは何か(1)

空海の三蜜加持とは何か

仏教の本から・・・これでもわかりやすいのをさがしたのですが

即み成仏思想の実践哲学 (三蜜加持疾顕)

三蜜ーー身体活動の秘密、言動活動の秘密、精神活動の秘密
仏の三蜜、如来の三蜜、行者の三蜜、そうして衆生の三業(身語意)

「三蜜加持」
「加持とは、如来の大悲と人々の信心とを表し、あたかも太陽の光のよ
うな仏の力が、人々の心の水に映ずるのを加といい、人々の心の水が、
よく仏の日の光を感じとるのを持と名づける。」

「祈るものが、その意味をよく考え、手に印を結び、口に真言を唱え、
心三摩地(さんまじ)に住する(精神を統一する)ならば、仏の三蜜と
行者の三蜜が相応じて加持するとすみやかにさとりの完成を得るこ
とができる。」

以上ですが、よく理解できましたか。

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これをかみ砕いてくださったのが、矢山クリニックの矢山先生です。

身・口・意、つまり身体と言葉と心を一点に集中したときに
宇宙の力が人間に流れ込むという意味。

行動・言葉・想い】も同じこと

我々の全ての行為は、よく考えるとこの三つからできている。
イメージして、それを言葉に出して、からだを動かす。
これしかないのです。

ただ空海のすごいところは、一般の人の「身(身のおこない)」
「口(口にする言葉)」「意(心の働き)というものは汚れている。
だから凡夫がただ三つの行為を一点に集中させても簡単に
パワーは出ないという。

それをもっと高度な状態で、三つを一点に集中することを三蜜
加持と言うのです。高度な三つの行為を一点に集中したら宇宙
のエネルギーが入ってきて、すぐさま悟りという高度な意識の
状態があらわれる。
それを三蜜加持すれば「即疾に(すぐさまに)あらわれる」と言う
のです。

では,身・口・意、つまり「行動」「言葉」「想い」を高度化するに
はどうしたらいいのでしょう。空海はどう言っているのでしょうか。

矢山利彦医師の言葉で解釈すれば
「行動」「言葉」「想い」に気をこめるということです。適当にフニャ
ラ、フニャラ行動していてもダメですよ。この三つの行為に気を加
える、つまり、言葉に気を加え、気のこもった行動をする、そして
その言葉にも行動にもほんとうの想いをこめる。そうすると自分と
周囲が変わってくるのです。

弘法大師空海は九世紀初頭に真言宗を開きましたが、「まこと」
の「ことば」に力を根本に置きました。まず、気のエネルギーのこ
もった言葉があって、それが心を動かし、からだを動かし、宇宙
を動かすと言うのです。

かなり、空海を理解する手助けとなりました。

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■なぜ四国八十八カ所お遍路か

■なぜ四国八十八カ所お遍路か
今、四国お遍路がブームになっています。雑誌・テレビなどの特集がありますので、たぶんに私もその流に入ったものでしょうが、四国お遍路、そして弘法大師空海が気になっております。

乱れきった今の世の中を何とかしたいという想いが、空海の思想、そして空海の書と接するたびに、「これかな!これだ!」と思うようになりました。

そこで、いきなり空海も四国もあまりよく理解しないうちに、ただやみくもに四国を歩くのではなく、今住んでいるところでのウオーキングの中でバーチャルお遍路しながら、

八十八のお寺ごとに空海のことばを選び出し、得意の刻字で奉納札を作成する。

もちろん空海の「三蜜加持」にのっとって誠心誠意おこなう。

その後で実際の奉納お遍路を行うことで、何回かのお遍路に相当する深さが出るのではないかと考えました。

このことにより、世の中の波動が少しでもよくなることに貢献できれば幸いと思って始めました。


■「四国八十八カ所・空海のことば刻字奉納」のルール

①ウオーキング(バーチャル)お遍路は、今できる場所で行う。
②お遍路は一日に一寺だけを目標とする(いくら近くても)。
③お遍路の姿になって、目標に向かった時だけ有効とする。

④空海のことばはお寺の特徴に合った熟語を選定する。
⑤空海の書は既刊の集字本の中から選定する。

⑥刻字の材料は明るく美しい板材の青森ヒバとする。
⑦刻字の板材は奉納札(70*300)らしい大きさとする。
⑧ウオーキングと奉納札(刻字)作成は平行して行う。

⑨全体を通して空海の「三蜜加持」にのっとって、「行動」」
「言葉」「想い」に気を込めて行う。
  
⑩バーチャルお遍路完了後に実際の奉納お遍路を行う。


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■四国八十八カ所・空海のことば刻字奉納(15番)

5月30日(水)
第十五番 国分寺{徳島県}
区間距離:  0.8km
累計距離: 78.9km
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1)ウオーキング内容
時間: 5:10~6:10
区間: 北秋田市 阿仁打当温泉 3.5km
     T氏とゴルフ後宿泊 マタギの里でさわやかウオーキング

(2)目的のお寺概要


阿波の国司庁があった
聖武天皇が天下太平のため
全国六十六カ所に建立した
国分寺。
写真【MONGの四国お遍路】


重層の入母屋造り本堂と
桃山様式の枯山水
国分寺への空海のことばは
「慧到彼岸」を選びました。


(3)奉納札の内容(巡堂の刻字)
「(表)十五番 国分寺   (裏)「慧到彼岸(えとうひがん)」
出典: 空海書・(三十帖策子)「空海 色紙揮毫宝典」より
作品: 青森ヒバ  70*350*12  (裏)薬研彫り

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仏教書の解説

智恵の行を完成していること。
「盤若波羅蜜」に同じ。





巡堂のまごころ解釈
阿波の中心であった国分寺は、文化の栄えた彼岸の地であった。
彼岸に達するためには、自己の個性を出来るだけ伸ばして世のため人のために働かすことです。それには己の一切を事業に傾け、仕事に没頭することです。
己の大きな向上・躍進は、己を空しくすることである。身を捧げることです。ここに必ず彼岸に至り幸福がやってくるのです。  (万人幸福の栞:丸山敏雄)

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火曜日, 5月 29, 2007

■四国八十八カ所・空海のことば刻字奉納(14番)

5月29日(火)
第十四番 常楽寺{徳島県}
区間距離:  2.3km
累計距離: 78.1km
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(1)ウオーキング内容
時間:  8:00~8:50
場所:  空港周辺   3.0kmコース 丘陵地  
     夏の日差しが来ました。、朝から暑いのです。

2)目的のお寺概要


ゴツゴツ流水岩の
常楽寺








ゴツゴツした流水岩の庭から
常楽寺への空海のことばは
「行雲流水」を選びました。




3)奉納札の内容(巡堂の刻字)
「(表)十四番 常楽寺  (裏)行雲流水(こううんりゅうすい)」
出典: 空海書・(越州帖)「空海 色紙揮毫宝典」より
作品: 青森ヒバ  70*350*12  (裏)薬研彫り

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仏教書の解釈

禅の修行者は空を行く雲
地を流れる水のように執着
のない心境を求めて、終業
を続ける。




巡堂のまごころ解釈
常楽寺の流水岩はいつもサラサラと水が流れている。
「私が生きている」から「ご縁とお陰によって生かされている」「大いなるものに抱かれ、自分がここに生かされていることに気づく」、その時が悟りの体験に近くなる。
行く雲も流れる水も大いなるいのちの現れ、いのちのありがたさに感動して生きる。
自分の力が微々たるものであることを知り、大いなるものにいのちを委ねた時、人間は本当の安心を得られる。 (円覚寺管長 足立大進)より

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アンケート回答
10/13   ・熟語 了解
        ・解釈 了解      ありがとうございました。

月曜日, 5月 28, 2007

■四国八十八カ所・空海のことば刻字奉納(13番)

5月28日(月)
第十三番 大日寺{徳島県}
区間距離: 26.3km 山地区間(遍路ころがし下り)
累計距離: 75.8km
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(1)ウオーキング内容
①24日 7:00~8:00 空港緑地 4.0km 丘陵区間
②25日 6:00~8:30 熊本城周回 10.00km 平地
      出張の熊本、雨の中歩きました大きく元気な都市です。
③26日 5:30~7:00 湯布院    5.0km 丘陵 
      さわやかな朝、梅園から湯布院八十八カ所と遊歩道
④27日 15:20~16:20 秋田市コース 4.0km
⑤28日 12:30~13:30 空港緑地 3.3km 丘陵地
         計              26.3km

(2)目的のお寺概要


しあわせ観音の13番
大日寺








大日如来でなく、行基作の十一面
観世音菩薩が本尊。
十一面観音は「しあわせ観音」

観音様の愛こそ大悲心
大日寺への空海のことばは
「愛心大悲」を選びました。




(3)奉納札の内容(巡堂の刻字)
「(表)十三番 大日寺  (裏)「愛心大悲 (あいしんだいひ)」
出典: 空海書・(聾瞽指帰)「空海 色紙揮毫宝典」加筆
作品: 青森ヒバ  70*300*12   薬研彫り
     長丁場区間なのでやっと彫りが追いつきました。

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仏教書の解説

愛の心から生ずる慈悲の
心のこと。





巡堂のまごころ解釈
観音様がご本尊の大日寺、愛の心とはしあわせ観音の慈悲心のことです。
愛(慈悲)のパンはいくら分けてもなくなることがない。分ければ分けるほど、かさが増えて、余りがでます。
愛は母乳のように与えなければ涸れてしまう。井戸水のように汲まないと腐ってしまう。無尽蔵とは愛の蔵につけた名前なのです。 (万人幸福の栞:丸山敏雄)

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火曜日, 5月 22, 2007

■四国八十八カ所・空海のことば刻字奉納(12番)

5月22日(火)
第十二番 焼山寺{徳島県}
区間距離:  12.5km    最大の難所遍路ころがし
累計距離:  49.7km
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(1)ウオーキング内容
時 間:①5/17 6:00~7:00  ②5/19 13:40~16:40 
     ③5/23 5:00~6:10
コース:①鹿角市クロマンタコース 3.6km 
②秋田市 草生津川コース6.0km
     ③秋田市 草生津川~臨海~神屋敷 5.0km 
                     計14.6km
(2)目的のお寺概要


標高830m、、杉の巨木
に境内は凛とした雰囲気、
最大の遍路ころがしの
難所である焼山寺




           
最大の遍路転がしの
難所
焼山寺への空海のことばは
「撃関破節」を選びました。


(3)奉納札の内容(巡堂の刻字)
「(表) 十二番 焼山寺 (裏)「撃関破節(げきかんはせつ)」
出典: 空海書・(聾瞽指帰)「空海 色紙揮毫宝典」より
作品: 青森ヒバ  70*350*12   (裏)薬研彫り

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仏教書の解説

関も節も通行のさまたげを
なすもの。それをうち破って
通達自在になること。





巡堂のまごころ解釈
焼山寺へは最大の難所の遍路転がしで、大苦難が待っていた。
しかし、苦難は天の試練である。堪え忍んで努力すればよい結果がくる。苦難こそ幸福に入る門である。だからよろこんで苦難に立ち向う。にっこり笑ってこれに取り組む。
エイと一声かけて声勇ましく、かたい扉を押し開く。その奥には光明、歓喜の世界が待っている。(万人幸福の栞:丸山敏雄)

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金曜日, 5月 18, 2007

■四国八十八カ所・空海のことば刻字奉納(11番)

5月16日(水)
第十一番 藤井寺{徳島県}
区間距離   9.8km  平地区間
累計距離  37.2km
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(1)ウオーキング内容
時 間:  6:30~ 7:30 クロマンタコース
      13:30~16:00 
コース:  鹿角市 錦木塚~天下道~ストーンサークル~大湯川
      リンゴの花咲く天下道から大湯環状列石までは桃源郷 
      朝  3.5kmn   昼  8. 0km

(2)目的のお寺概要


潜水橋を越える有名な区間
藤井寺







大師はこの地で、病に苦しむ人を見て
薬師如来を刻んで祈願。近くの岩場で
修業、そのあと五色のフジの種を蒔いた。
藤井寺への空海のことばは
「五種通経」を選びました。


3)奉納札の内容(巡堂の刻字)
「(表) 十一番 藤井寺  (裏) 「五種通経(ごしゅつうぎょう)」
出典: 空海書・(灌頂記・三十帖策子)「空海 色紙揮毫宝典」より
作品: 青森ヒバ 70*350*12   (裏)薬研彫り
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仏教書の解説

受持・読・謡・解説・書写という
五つの方法によって経典を
広めること。





巡堂のまごころ解釈

藤井寺の五色のフジは何を表しているのでしょう。
昔の人は天を父、地を母と呼んだ。父母はその子の求めには何物も惜しまず与える。この求め方を教えるのは古の哲人であり今の学者であり、これを伝えたのが本である。だから経典は暗記していたところで、それはインデックスを覚えているに過ぎない。(万人幸福の栞:丸山敏雄)

だから、いろいろな状況で、いろいろな方法で対応しをくり返し、繰り返すことにより、本当に身につくのである。
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■四国八十八カ所・空海のことば刻字奉納(10番)

5月15日(火)
第十番 切幡寺{徳島県}
区間距離:  3.8km  平地区間
累計距離: 27.4km

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(1)ウオーキング内容
時 間: 6:00~7:00
コース: 鹿角市 錦木塚~クロマンタ~駅  コース
      3.8km コース沿いは水田耕起作業中真っ盛り。
      同級生K/I氏葬儀の日、ご冥福を祈りながら。

2)目的のお寺概要
    

疲れた身体にこたえる
333段の石段が待つ
切幡寺

写真【MONGの四国お遍路】
ありがとうございます


お大師はこの地で、機を織る貧しい娘
に出会う。所望すると娘は惜しげもなく
布を切って与えた。娘は「両親の菩提
を弔うために観音菩薩が欲しい」と。
お大師は像を彫り、お寺を建てて納め
ると共に、娘に得度灌頂を授けると、娘
千手観音に即身成仏した
切幡寺への空海のことばは
灌頂智蔵」を選びました。



(3)奉納札の内容(巡堂の刻字)
「(表) 十番 切幡寺  (裏) 「灌頂智蔵 (がんちょうちぞう)」
出典: 空海書・(灌頂記)「空海 色紙揮毫宝典」より
作品: 青森ヒバ   70*350*12 (裏)薬研彫り
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仏教書の解説

「灌頂」は頭に水をかける
儀式のこと。仏が衆生に恵
み灌ぐ真実なる智慧のこと
をいう。




巡堂のまごころ解釈
切幡寺で灌頂をうけた娘は観音菩薩に即身成仏。
お遍路の修業によって、徐々に徐々にでよいから、魂を高め、虚空とつながって、智慧や情報が無尽蔵の蔵から慈悲をいただきたいものです。  
  
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9/23 お寺さんから回答 ご理解をいただきました。
     ご指導について訂正。(寺院名:すみませんでした)

日曜日, 5月 13, 2007

■四国八十八カ所・空海のことば刻字奉納(9番)

5月13日(日)
第九番 法輪寺{徳島県}
区間距離:   2.4km 平地区間
累計距離: 23.6kmn
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(1)散歩内容
時 間: 17:45~18:20
コース: 秋田市 児桜団地~護国神社コース
     4,000歩 2,400m

(2)目的のお寺概要



小さなお寺の
法輪寺





                    


札所唯一の涅槃釈迦像
5年に一度の開帳
涅槃のお釈迦さま,涅槃とは全くの欲望の
消えた状態のことである。

法輪寺への空海のことばは
「一心真如」を選びました。



(3)奉納札の内容(巡堂の刻字)
「(表) 九番 法輪寺  (裏) 「一心真如(いっしんしんにょ)」
出典: 空海書・(聾瞽指帰)「空海 色紙揮毫宝典」より
作品: 青森ヒバ   70*350*12  (裏)薬研彫り
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仏教書の解説

ありのままの現象をその
まま真実として見ること。






巡堂のまごころ解釈
法輪寺の涅槃釈迦像は、人間の本能から起こった精神の迷いがなくなった状態であるから、涅槃寂静という。(WIKI)
万象は神の現れ、世界は神の現れであるから、すべてのものは、ありのままの現象をそのままの真実として見ることであるといいます。
私自身も、現状の至らないことはそのまま認識し、お遍路修業に励むこととします。

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アンケート回答
9/27  ・熟語   お大師さまにつきご意見はできません。
      ・解釈      同上
        (昔より「夢へんろ」は諸事情によりお参り出来ない方々の貴重な体験参拝法です。
その方々の思いが、今日の「お四国」を形づくっているといっても過言ではありません。どうぞ体験を大切になさって下さい。)  ありがとうございました。

土曜日, 5月 12, 2007

■四国八十八カ所・空海のことば刻字奉納(8番)

5月12日(土)
第八番 熊谷寺{徳島県}
区間距離 : 4.2km   平地区間
累計距離 :21.2km
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(1)ウオーキング内容
時 間:  15:00~16:00
コース:  秋田市草生津川コース  4.5km 
       鯉(恋)の季節・鯉の一斉産卵デー にぎやかでした。

(2)目的のお寺概要


古色蒼然とした雰囲気と
四国最大の仁王門の
熊谷寺





高さ12.3mの仁王門は四国
最大。昔、仁王像を他の寺に
動かしたが翌朝には戻ってい
た。動きたくなかったのだ。
今も神々しい威光を放ってい
る。熊谷寺への空海のことば
は「威神光明」を選びました。


(3)奉納札の内容(巡堂の刻字)
「(表) 八番 熊谷寺 (裏)「威神光明(いじんこうみょう)」
出典: 空海書・(三十帖策子)「空海 色紙揮毫宝典」より
作品: 青森ヒバ  70*350*12   (裏)薬研彫り
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仏教書の解説

神々しい威光。
不思議な光。






巡堂のまごころ解釈
熊谷寺の阿吽の金剛力士像は守護神として威光を放っています。千手観音菩薩 を守っています。
宇宙の生命、大いなるいのち、万象の根元を神あるいは仏という。しかし、神や仏は幽なるもの、説明を超え思惟を絶する、感覚の外にある。言いようもなく、考えようもない。絶対と言い、無限と言うも、光明無量また寿命無量である。  (万人幸福の栞:丸山敏雄)

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9/23 お寺さんから回答  ご理解を得ました。
     ご意見について訂正済み。 

金曜日, 5月 11, 2007

■四国八十八カ所・空海のことば刻字奉納(7番)

5月11日(金)
第七番 十楽寺{徳島県}

区間距離  1. 0km    平地区間
累計距離 17.0km
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(1)ウオーキング内容
時 間: 12:15~13:15
コース: 空港周辺緑地
      3kmコース

(2)目的のお寺概要


桜と朱色の山門が
美しい

十楽寺






本堂前の治眼疾目救済の地
蔵尊は眼病に霊験あり。
眼が良い方でも、心を静めて
よく観察するように。
常楽寺への空海のことばは
「観心無常」を選びました。



(3)奉納札の内容(巡堂の刻字)
「(表) 七番 常楽寺   (裏) 「観心無常(かんじんむじょう)」
出典: 空海書・(聾瞽指帰)「空海 色紙揮毫宝典」より
作品: 青森ヒバ   70*350*12    (裏)薬研彫り
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仏教書の解説

心が「無常」であることを、
心を静めてよく観察する
こと。





巡堂のまごころ解釈
眼に不安があるお方には霊験があるという十楽寺。
心の眼についてですが、
心はころころと無常で、一瞬も一つところに止まりません。
無常の心を静めてよく観察することが大事です。
論語には、よく見るための段階があります、
見る、②観察(観る)察するの順番です。
真実を見るには、心の眼で観て察することが大事です。

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木曜日, 5月 10, 2007

■四国八十八カ所・空海のことば刻字奉納(6番)

5月10日(木)
第六番 安楽寺{徳島県}
区間距離:  5.3km   平地区間
累加距離: 16.0km
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(1)ウオーキング内容
時 間: ①8:00~ 9:00    ②12:30~13:15              
       コース:空港緑地
      ①3.5kmコース ② 3.0kmコース  計6.5km

(2)目的のお寺の概要


温泉つきの宿坊が
ある
安楽寺





お大師はこの地で温泉を見つけると
堂宇を建て、「温泉山安楽寺」とした。
歩きお遍路もここで初日の宿となる。
安楽寺への空海のことばは
「欠気一息」を選びました。
  

(3)奉納札の内容(巡堂の刻字)
「(表) 六番 安楽寺   (裏) 欠氣一息(かんきいっそく)」
出典: 空海書・(聾瞽指帰)「空海 色紙揮毫宝典」より
作品: 青森ヒバ   70*350*12  (裏)薬研彫り
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仏教書の解説

気をゆるめ、大きく深呼吸
すること。






巡堂のまごころ
解釈
お遍路初日で気が張っています、気をゆるめ安楽寺の宿坊温泉で一息ついてください。
坐禅の呼吸法は、鼻から徐々に息を吸い込み,充分に吸い込んだら、腹の底に押し込むようにし、そのままにし、徐々に鼻から細く長く吐くことです。
肩の力をぬいて、ゆったりした腹式呼吸をする、下腹の臍下丹田に意識を集中します。
(調和道 丹田呼吸法)
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水曜日, 5月 09, 2007

■四国八十八カ所・空海のことば刻字奉納(5番)

5月9日(水)
第五番 地蔵寺{徳島県}
区間距離:  2.0km   平地区間
累加距離: 10.7km
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(1)ウオーキング内容
時 間: 12:15~13:15
コース: 空港3kmコース 
     さわやかな五月晴れの中でした。

(2)目的のお寺概要


五百羅漢と
大きな大師像が見所
地蔵寺

写真【MONGの四国お遍路】
ありがとうございます




奥の院には等身大の五百羅漢像
が並びます。
地蔵寺への空海のことばは
「阿羅漢」を選びました。


(3)奉納札の内容(巡堂の刻字)
「(表) 五番 地蔵寺   (裏) 阿羅漢 (あらかん)」
出典: 空海書・(灌頂記・益田池碑銘) 「空海 色紙揮毫宝典」より
作品: 青森ヒバ  70*350*12   (裏)薬研彫り
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仏教書の解説

「羅漢」とも略称する。
供養を受けるにふさわしい人。
世の尊敬を受ける聖者。





巡堂のまごころ解釈

世の尊敬を受ける聖者・地蔵寺の阿羅漢に近づくためには、自分を大きな向上、躍進、完成させることである。
そのためには、己をむなしく、身をささげることである。今やるべきことに全力を尽くすことである。
身をささげて自分を大切にする心と人を大切にする心とが一体となったとき、世界は尊敬の光につつまれる。(万人幸福の栞:丸山敏雄)

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■四国八十八カ所・空海のことば刻字奉納(4番)

5月8日(日)
第四番 大日寺{徳島県}
区間距離: 5.0km  平地区間
累加距離: 8.7km

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(1)ウオーキング内容
時 間:16:00~18:00
コース:秋田市草生津川コスモスロード
     6kmコース

(2)目的のお寺概要


大日寺
本尊も大日如来である







この地で大日如来を感得した弘法大師
の彫った像が本尊である。
5cmの秘仏である大日如来こそ曼陀羅
の中心でありお釈迦様である。
大日寺への空海のことばは
「一佛浄土」を選びました。




(3)奉納札の内容(巡堂刻字)
「(表) 四番 大日寺  (裏) 一佛浄土(いちぶつじょうど)」
出典: 空海書・(三十帖策子)「空海 色紙揮毫宝典」より
作品: 青森ヒバ 70*350*12  (表)船底彫り (裏)薬研彫り
     空海の書を彫るうれしさに感動しています。

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仏教書の解説

一仏の住する清らかな国土、
転じて、阿弥陀仏の浄土。






巡堂のまごころ解釈
真言宗の本尊は大日如来であり、大日寺の本尊も大日如来です。一佛とは大日如来のことです。
この世を浄土とするためには、自分の大きな向上、躍進、完成を目ざし、自分を空しくし、今やるべき事に全力投球することである。
また自分を尊ぶことである。自分を尊ぶ心とは、ささげ尽くすことである。自分を尊ぶ心をそのまま人に及ぼしてこそ、世界は尊敬の光につつまれ、愛の慈雨にうるおされて、地上の浄土が出現する。(万人幸福の栞:丸山敏雄)

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