火曜日, 9月 25, 2007
■四国八十八カ所・空海のことば刻字奉納(65)
第六十五番 三角寺{愛媛県}
区間距離 : 45.0km
累計距離 : 993.7km
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(1)ウオーキング内容
①9/30 朝 台湾台北市 3.5km
②10/1 朝 夕 秋田市、北秋田市 8.0km
③10/2 朝 夕 北秋田市 9.5km
④10/3 朝 北秋田市 4.0km
⑤10/4 朝 秋田市 5.5km
⑥10/6 朝 秋田市 5.0km
⑦10/7 昼 秋田市(摂心・托鉢同行) 5.0km
⑧10/10朝 昼 北秋田市 6.0km
合計 46.0km
(2)目的のお寺概要
菩提の道場の最後。
小林一茶が詠んだ句
「是でこそ登り甲斐あ
り山桜」の三角寺
写真【MONGの四国お遍路】
関所寺、どんな罪深い人で
も、お参りすると罪を許され、
いよいよ「涅槃の道場」讃岐
路への道が開ける。
空海のおことばは
「外著煩悩」を選びました。
(3)奉納札の内容(巡堂の刻字)
「(表)六五番 三角寺 (裏)外著煩悩(げじゃくぼんのう)」
出典 :空海書・(三十帖策子)「空海 色紙揮毫宝典」より
作品 :青森ヒバ 70*350*12 (裏)薬研彫り
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仏教書の解説
外界の対象に
執着する煩悩。
巡堂のまごころ解釈
いくら難行苦行しても、我々には煩悩はなくすることはできないといわれます。ただ、煩悩に執着しないことが大事です。暑い、寒い。悲しい、うれしい。・・・・・・・。すべてはその瞬間は鏡に写るが、すぐに消えてなくなるように。そして「すなおな心」に立ち返ることです。これが修行の目的だといわれます。
また、禅の世界でも「コロコロ変わるから心」なのだとも言われます。そうであるなら、我々凡人でも気楽なものですね、コロコロ変わる心でいいというのですから。
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■四国八十八カ所・空海のことば刻字奉納(64)
第六十四番 前神寺{愛媛県}
区間距離 : 3.3km
累計距離 : 948.7km
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(1)ウオーキング内容
①9/29 6:00~7:00 台湾台北 3.5km
(2)目的のお寺概要
春は参道が美しい桜並木。
霊峰石鎚山の別当寺として
石鎚権現信仰の中核
前神寺
山頂で役行者小角が修行をしていると、
石鎚蔵王権現が現れ、これをおまつりし
たお寺。石鎚修験道の総本山である。
空海のおことばは
「一観成佛」を選びました。
(3)奉納札の内容(巡堂の刻字)
「(表)六四番 前神寺 (裏)一観成佛(いっかんじょうぶつ)」
出典 :空海書・(聾瞽指帰)「空海 色紙揮毫宝典」より
作品 :青森ヒバ 70*350*12 (裏)薬研彫り
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仏教書の解説
顕教では浅から深へ漸次向上する
ものであるが、密教ではどの行でも
一観に徹すればよい。
巡堂のまごころ解釈
霊山石鎚山に登るのには3つの主なルートがあります。それぞれ難所が待ち受けますが、どれでも汗をかきながら登れば頂上に到達できます。人生も、
「元来仕事そのものには、上下貴賤の別があるのではない、職業に尊卑はない。自ら軽んずる心を持つ働きを人が賤しいと思い、自ら重んずる職業を人が尊ぶのである。つまらぬ仕事だとか、いやなことだとか考えて、仕事の好き嫌いをする。こうした人は、一生涯魂を打ち込んだ仕事につく事は出来ない。自分のただ今ついている仕事の尊さを悟って、懸命に働くとき、自然に与えられる楽しみ、これは何物にも替えることの出来ぬ人生の喜びである。最高至上の歓喜である。(」(丸山敏雄著作引用)
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■四国八十八カ所・空海のことば刻字奉納(63)
第六十三番 吉祥寺{愛媛県}
区間距離 : 1.5km
累計距離 : 945.4km
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(1)ウオーキング内容
①9/28 6:00~7:00 台湾台北 3/0km
(2)目的のお寺概要
罪障消滅のお守りの
お寺
吉祥寺
毘沙門天を本尊とする唯一のお寺。
毘沙門天のお后は吉祥天です。
お大師はこのあたりで、光を放つヒ
ノキを見つけた。この霊木で、吉祥
天などを刻んで納めた。
空海のおことばは
「光音天」を選びました。
(3)奉納札の内容(巡堂の刻字)
「(表)六三番 吉祥寺 (裏)光音天(こうおんてん)」
出典 :空海書・(灌頂記)「空海 色紙揮毫宝典」より
作品 :青森ヒバ 70*350*12 (裏)薬研彫り
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仏教書の解説
極光浄天・光曜天ともいう。
光をことばとするものの意。
巡堂のまごころ解釈
旧約聖書に「初めに光りありき」、またキリストの言葉に「最初に言葉ありき」とあります。光は波動の性質と粒子の性質を持っています。音も同じです。そうすれば、上記のように「光をことばとするものの意」がなりたちます。
弘法大師は「まこと」の「ことば」の力を根本に置きました。気のエネルギーのこもった言葉があって、それが心を動かし、からだを動かし、宇宙を動かすと言っています。(三蜜加持)「空海と真言宗」
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■四国八十八カ所・空海のことば刻字奉納(62)
第六十二番 宝寿寺{愛媛県
区間距離 : 1.5km
累計距離 : 943.9km
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(1)ウオーキング内容
①9/27 6:00~6:30 秋田市 3.0km
(2)目的のお寺概要
伊予小松駅のすぐそば
安産の観音さまの
宝寿寺
お大師が、光明皇后の姿を写し
て十一面観音を彫った秘仏。
また、安産の観音様として信仰を
集めていることから
空海のおことばは
「財中福」を選びました。
(3)奉納札の内容(巡堂の刻字)
「(表)六二番 宝寿寺 (裏)財中福(ざいちゅうふく)」
出典 :空海書・(灌頂記)「空海 色紙揮毫宝典」より
作品 :青森ヒバ 70*350*12 (裏)薬研彫り
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仏教書の解説
財宝を正しく使用する
ことによって生ずる福。
巡堂のまごころ解釈
財を単なる財宝でなく、心の解釈として、
我々にとっての本当の財宝とは、生まれながらにしていただいている宝のことです。天からいただいている仏の心・仏性です。鏡のようなまっさらなこころ、すなおなこころ、やわらかなこころです。
人生を過ごすにつれ、よけいなものを身につけてしまっています。それを磨きに磨いて落としていくことが修業であって(論語の「切磋琢磨」に同じ)、磨きつくして生まれながらのすなおなこころが出てくれば、それが「福」であり、悟りであります。
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■四国八十八カ所・空海のことば刻字奉納(61)
第六十一番 香園寺{愛媛県)
区間距離 : 9.3km
累計距離 : 942.4km
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(1)ウオーキング内容
①9/26 5:20~6:45 北秋田市河川 6.5km
②9/26 12:15~13:00 空港周辺 3.0km
(2)目的のお寺概要
褐色の大聖堂と呼ば
れる巨大な本堂
香園寺
安産・子育て、身代わり
女人成仏の霊場から
空海のおことばは
「屋裏人」を選びました。
(3)奉納札の内容(巡堂の刻字)
「(表)六一番 香園寺 (裏)屋裏人(おくりのひと)
出典 :空海書・(聾瞽指帰)「空海 色紙揮毫宝典」
作品 :青森ヒバ 70*350*12 (裏)薬研彫り
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仏教書の解説
家の中の主人という意で、
人間の生まれながらに具
わっている「仏性」のこと。
巡堂のまごころ解釈
家の中のご主人はどちらかではなく、心の中の本当の主人のことについて、
本当の主人とは「仏性」のことです。仏性とは何でしょうか。それは、我々に、生まれながらにして具わっている「すなおな心」なのです。ふんわりとやわらかで、何のこだわりも不足もなく、澄みきった張りきった心がそうなのです。これを持ち続けることが大事なのです。しかし、知識を身につけ、大人になるに従って、だんだんにすなおな心が曇ってきます。曇りをとるのが修業の目的なのです。
(丸山敏雄著書:一部参照)
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■四国八十八カ所・空海のことば刻字奉納(60)
区間距離 : 33.0km
累計距離 : 933.1km
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(1)ウオーキング内容
①9/23 朝 夕 秋田市河川&高野の坂 11.0km
②9/24 朝 夕 同上 11.0km
③9/25 5:30~7:00 秋田市河川 6.0km
④9/25 昼 夕 北秋田市 6.0km
合 計 34.0km
(2)目的のお寺概要
石鎚山の中腹(750m)の
渓谷にある四国霊場最大
の難関横峰寺
写真【MONGの四国お遍路】ほか
お大師は奥の院・星ケ
森で、厄除けの星供養
し、大日如来を刻んで
伽藍を建てた。
「一実無相」を選びました。
(3)奉納札の内容(巡堂の刻字)
「(表)六〇番 横峰寺 (裏)一実無相(いちじつむそう)
出展: 空海書・(聾こ指帰)「空海 色紙揮毫宝典」
作品: 青森ヒバ 70*350*12 (裏)薬研彫り
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仏教書の解説
究極の真理は絶対不二
でもろもろの相を離れて
いるので、一実無相とい
う。
巡堂のまごころ解釈
なのである。(「空海と真言宗」より)
これが「千の風」なのですね。
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■高野山・一条院の声明に感動
日曜日, 9月 23, 2007
■エハン・デラヴイのお遍路とは
は、著書「太陽の暗号」などで、最先端の情報を発信している。
そのエハンが、なんと四国八十八ケ所を歩きお遍路をした。
お遍路について
そして7月、四国のお遍路八十八ヵ所をやり遂げて気づいた。「お遍路は人生や。すべての人々は巡礼しとる」ってね。巡礼と言っても、別に宗教じゃない。仏教徒とかキリスト教徒とか別に関係ない。目的を持って内なる旅すること、常に動くこと、「聖地」で歩きながら考える、祈ること、それが巡礼の意味だと思う。通勤するのも巡礼になるし、スーパーに行くのも巡礼になる。「巡礼は宗教」というのは思い込みだ。旅をし続け、世界を放浪してきた僕は、お遍路をやって「巡礼」という言葉の真実の意味に出会った。歩いていると、想像もできないことが起きる。毎日未定の旅のなかで、祈るということが湧いてくる。
私の「まごころ四国お遍路」も十分に巡礼になりますね。
火曜日, 9月 18, 2007
■まごころ四国お遍路・お寺へのアンケート
空海のことばと解釈を決めたいと思い、お手紙
を差し上げ、アンケートハガキも同封しました。
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私の「まごころ四国お遍路」について
第 番 様
秋田市 石井 護
1【手紙の要旨】
・ 私は、今「まごころ四国お遍路」をおこなっています。 ・ その中で、八十八カ所の各お寺さんごとに、「空海のことばと書」を選んでおります。 その選んだことばにつきまして、各お寺さんからご意見をお伺いしたいと思います。 |
2【はじめに】
突然の手紙で失礼申し上げます。今年は大変なお遍路ブームとお聞きします、私もその中の一人でございます。
私は秋田市の石井護(巡堂)、63才でございます。県職員定年退職後は第二の職場に勤務しております。臨済宗の坐禅会で修行をしながら、「巡堂工房」を開設し手彫り刻字職人としても励んでおります。
坐禅の世界をもう一歩進めるために何かしなければと思っていたら、四国お遍路にたどり着きました。歩く修業で胸突き八丁を抜け出したいと考えたからです。
ただ、秋田は遠い(想いが有れば何か遠いことあらんとの言葉もありますが・・・)
ため、私流のお遍路「まごころ四国お遍路」を考えついたのです。
3 私の【まごころ四国お遍路】
① まずはバーチャルお遍路です。一日一寺を目標に、秋田の地でウオーキングします。私なりのお遍路姿となった時のみのカウントです。
② 目標のお寺を各種資料で調べ上げ、そのお寺にふさわしいことば(四字熟語を基本)と空海の書を選びます。
③ 奉納札を手彫りします。表はお寺の名前、裏は選んだ空海のことば(熟語)で、板材は青森ヒバです。
④ 空海のことば(熟語)の解釈。仏教本からのものと人生訓として「巡堂のまごころ解釈」としてまとめます。
⑤ 以上をブログに載せます。毎日の日記のみでなく、一つのお寺毎にまとめております。
⑥ バーチャルの八十八カ所を完結したら、今度は実際に四国お遍路に参ります。
以上です。5月5日スタート、今は9月10日、愛媛県の48番札所まで終えました。どうやら今年中に全部を回れそうです。
4【刻字製作の奉納札について】
① 青森ヒバ製の奉納札は、本来は各お寺に奉納するものだと思いますが、今の時代はかえってお邪魔だけかとも思います。
② また、空海のことばと書の刻字札は八十八カ所分をまとめてこそ、その意義
があるものと考えております。
③ そこで、さぬき市の「おへんろ交流サロン」にご相談いたしました。
④ さぬき市「おへんろ交流サロン」では、全部の奉納札を引き受ける、そして来年度の施設拡張に合わせて展示してくださるとのことでした。
5【各お寺様へのお願い】
① まずは、各お寺さんにふさわしい空海のことばを、勝手に選ばせていただいたことをお詫び申します。
② 今回、交流サロンに展示されることもありまして、各お寺さんに資料をお示しの上、ご意見を賜りたいとの主旨でございます。
③ 別紙の貴寺へのことばはいかがでしょうか。
何しろ手持ちの空海のことば(熟語)は100語くらいですので、その中から、各お寺さん全部異なる熟語を選びましたので、たぶんこじつけだと思われるお寺さんもおありかと心配しております。
④ もし、貴寺にふさわしいことばが別におありで、かつ空海の書がお示しいただけるものでしたら、それを参考に彫り直しいたします。
⑤ つぎは解釈のことです。お気にかかることなどなかったでしょうか、浅学非才も省みず解釈したものです。ご意見をいただければ幸いです。
また、新しいことばの場合は解釈もお助けください。
⑥ ハガキを同封いたしました。是非ともご意見・感想などなんなりとおしらせいただければ幸いでございます。
6【最後に・御礼】
バーチャルお遍路は順調にいっております。ただ、バーチャルはそれだけのことだと思います。春には皆さまのご意見を踏まえまして完成させ、奉納札を背負って、実際に四国のお遍路をしたいと思っております。その上でさぬき市「おへんろ交流サロン」に奉納させていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
敬具
平成19年9月11日
秋田市寺内児桜 石井 護(巡堂)拝
ブログ グーグル検索「石井巡堂のブログ」
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■四国八十八カ所・空海のことば刻字奉納(59)
第五十九番 国分寺{愛媛県}
区間距離 : 6.5km
累計距離 : 900.1km
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(1)ウオーキング内容
①9/22 6:00~ 大阪あべの市 7.0km
(2)目的のお寺概要
今治市内
握手修業大師像が迎えて
くれる。右手に触れれば御
利益あり。
国分寺
丘陵地域一帯には、縄文弥生
の遺跡が県内一多い。藤原純
友の乱等四度の戦火。
空海のおことばは
「去来現」を選びました。
(3)奉納札の内容(巡堂の刻字)
「(表)五九番 国分寺 (裏)去来現(こらいげん)」
出典 :空海書・(三十帖策子)「空海 色紙 揮毫宝典」
作品 :青森ヒバ 70*350*12 (裏)薬研彫り
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仏教書の解説
過去と未来と現在。
それによって永遠
を表す。
巡堂のまごころ解釈
伊予の国分寺。遠い遠い過去から賑わいの地であり、遠い将来にもつながっています。
でも、我々の生き方はどうなのでしょうか。お大師様は、あの世で浄土にいくのではない、今の世がそのまま浄土なのだと教えています。
今を幸福に生きなければならないのです。今・ここ・己自身です。青い鳥は今・ここにいるのです。自分が主人公として探し求めるのです。
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月曜日, 9月 17, 2007
■四国八十八ヶ所・空海のことば刻字奉納(58)
第五十八番 仙遊寺{愛媛県}
区間距離 : 2.5km
累計距離 : 893.6km
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(1)ウオーキング内容
①9/21 10:00~ 和歌山那智の滝&白浜 3.0km
(2)目的のお寺概要
小高い山の中腹にある
病気全快、お大師の加持水
仙遊寺
阿坊仙人が修行し、諸堂を整え
た後、雲と遊ぶかのように忽然と
消えた。
空海のおことばは
「一切皆空」を選びました。
(3)奉納札の内容(巡堂の刻字)
「(表)五八番 仙遊寺 (裏)一切皆空(いっさいかいくう)」
出典 :空海書・(三十帖策子)「空海 色紙揮ごう宝典」
作品 :青森ヒバ 70*350*12 (裏)薬研彫り
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仏教書の解説
あらゆる現象や存
在が空であること。
巡堂のまごころ解釈
仙遊寺の阿坊仙人も雲も忽然と消えたそうです。
でも不思議ではないのです。あらゆる現象や存在が空であるの ですから。
形のあるものを分解して、更に分解して、さらにまた分解して・・・・・
そうすれば究極のもの「一」にたどりつく。「一」 は「神」でもあり「仏」でもあります。
すべて「一」から 派生しているのですから、みな兄弟なのですね。人間・動物・植物・鉱物とそれぞれ段階はありますが。だから、もういちど人間に生まれてくるのは大変なことなのですね。
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■四国八十八ヶ所・空海のことば刻字奉納(57)
今治市内
栄福寺
瀬戸内海の平穏を祈り大
護摩を修したら、阿弥陀如
来が出現。
空海のおことばは
「安諦」を選びました。
(3)奉納札の内容(巡堂の刻字)
「生死とは幽玄両界の方向の違いだけである。生まれることが喜びであれば、死ぬることも亦よろこびでなければならない、天地の道理。これがわかることを『死の超克』死生の脱却。
これは古の聖者たちは一生をささげて難行をつんだ。そして見事突破して大道を得た。これが『さとり』』という。
ここには、縁に恵まれた人々が苦心努力の結果、ついに到り得る境地であり、安らかに静まることができる境地である。」(万人幸福の栞:丸山敏雄)
日曜日, 9月 16, 2007
■四国八十八ケ所・空海のことば刻字奉納(56)
(念願の高野山を歩きました)
今治市内
山門がなく石垣に
囲まれた高台の
泰山寺
氾濫が多かった蒼社川を治め
るため、堤防を築かせ土砂加
持を修法すると、地蔵菩薩が
現れた。
空海のおことばは
「弘願」を選びました。
その広大な誓いを、日本に帰って、高野山で真言宗を確立し、具現のために精力的に活動したのである。(「空海と真言宗」より)
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