木曜日, 1月 24, 2008

■丹田呼吸法実習(5)

波浪息一段の効果

①みぞおち下を柔凹にして上虚の姿勢をつくることを目的とする。
 みぞおち下に「くびれ」が出来るまでには しばらくの実習の時間を要します。
 何度も何度も繰り返しながら、 徐々に「みぞおち下を軟らかく」「くびれがで
 きるよう」 最初はくびれの線もできませんが、だんだんに手の指が入る
 ようになってきます。そうなれば下腹「丹田」に力が入るようになってきます。
  
 
②同時にこれによって内蔵の鍛錬をすることができます
 即ち腹部内蔵を刺激して、これを 強化するとともに、血行をよくし、またここ
 に分布する 自律神経をも強化し、背筋及び腹筋をも丈夫にすることができ
 るのです。


③丹田呼吸は、別の言葉で言えば横隔膜呼吸である。

横隔膜は直立位の姿勢をとる人間には極めて重要な器官であり、巧妙な
働きをしている。これは胸腔と腹腔との境界筋であり、呼吸とともに絶えず
上下運動している。
横隔膜の上の胸腔には肺と心臓があって、これは横隔膜に密着している、
また下には各種の内臓臓器がある。なかでも最も大きな肝臓はその直下に
あって、これと近接しており、たえず肝臓のマッサージをしているのです。

丹田呼吸は呼気、吸気には必ず上体の屈伸を同時に行います。呼気で上
体を前屈し、吸気には上体を起こす。これによって呼気が一面、ガス交換を
促進し、他面静脈血の心臓への環流を極めて容易にするという効果があります。

  (横隔膜が自転車の空気入れのようなポンプの役割を果たしています)
   
 


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