木曜日, 4月 05, 2007

■「和」わとは・・・刻字作品




刻字作品「和」
クリの古材





クリの建築古材に彫った「和」です、書は1,000年前の
中国北宋時代の蘇東披(そとうは)の書からです。

生成発展のもとは愛和である 
倫理研究所参与 木村重男さんの
「平成経営者心得帳」より引用

世の中は、すべて「対立」→「合一」=「生成発展」によって
成立している。人生も事業も、この原理をもとに“和すれば成り、
争えば崩れる”という自然界の法則を基盤に、事業の発展と
真の幸福を築き上げてほしい。

“愛和”とは「相手を嫌わないで、相手に合わせて仲良くする」
という意味である。「愛」の反対は「憎」で、にくしみほど、みにくく
ゆがんでいやな心はない。


「和すれば成り、争えば崩れる」
宇宙の一切は、陰と陽の対立によって存在している。天と地は
その典型。男女、夫婦、親子の対立人間関係の原型、企業には
社長と従業員、上司と部下、先輩と後輩、同僚と同僚、同業他社
など、各種の対立から成り立っている。

その場合一対一の対立もあれば、一対多数、多数対多数という
対立もある。いずれにせよ、対立したものが、みごとに合一した
とき、新しいものが創造され、よいものが生まれて、ますます発展
する。これを「生成発展の原理」という。
またこの法則を「三段の創造の原理」ともいう。

その逆は「対立」→「闘争」=「破壊」という恐ろしい不幸な結果を
招くから要注意である。

・人間が生まれてきた理由は「生成発展」のためにあるといわれます。

・また「論語」には、「我が道は“一”をもって貫く」とあります。この
 “一”とは「生成発展の原理」のことです。

・また「論語」の「まことにその“中”をとれ」ともあります。“中”とは対立を
 止揚して合一する「生成発展の原理」のことです。
・武術家で哲学者・南郷継正は弁証法から「正」・「反」→「合」
 「合」をアウフヘーベン(止揚)といっています、同じですね




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