木曜日, 7月 05, 2007

■お遍路は丹田呼吸で

金剛杖はやめました

歩きお遍路のつもりで、バーチャルですがウオーキングで
お遍路を続けております。
金剛杖もヤマザクラを選んで作りました。重さと言いバランス
といい申し分ないのです。
しかし、どうも歩いていて満足感がないのです。
金剛杖で歩くと呼吸法と合わないのです。
そこで、金剛杖をやめて、呼吸法のしやすい方法で歩いて
います。

①丹田呼吸
私の呼吸法とは、調和道・丹田呼吸で腹式呼吸法ですね。
歩くときは「三呼一吸」(さんこいっきゅう)といいまして、三回
吐いては一回吸うということです。

右足・・・・・ハッ(短く)
左足・・・・・ハッ(短く)
また右足・・・・・ハアーーー(少し長く)
また左足・・・・・だまっても吸います。
   
三回の吐くことだけ意識します。吸うのは意識しなくても
黙っていれば吸います、生きるためにそうなります。

②手と足と丹田の連動
足の動きに手の動きも合わせます。
軽く腕を曲げて、足と呼吸を連動させます。
手と足が同じ動きの「なんば歩き」(日本古来のもので今
結構ブームですね)が合わせやすいので実践してます。

丹田に力と意識を集中します。
丹田呼吸法の基本を勉強して、みぞおち下の腹のくびれ
ができると力が入りますが。まずは、吐くときですハッと吐き
ながら「ヘソ下三寸のところの丹田」に力(気)を込めるのです。
気を込めることは、意識をそこに集中することです。
こうして歩くとリズムも出ますし、疲れません。
遍路ころがしには特に役立ちますよ。

③できれば真言(マントラ)を
丹田呼吸で「ハッ ハッ ハアーーー」でもいいのですが、
次の段階は「ムウ  ムウ  ムウーーー」がいいですね。
ムウにはムウ(有無のムウだけでなく)の意味合いがある
ようですので。
さらには、真言です、真言とは「ナンマイダとかギャテイギャテイ
とか」自分の信じることばを選んで、呼吸に合うような短いのが
いいですね。
ちなみに私の今は(いつ変わるかわかりませんが)「アOOOOO」
です。

以上の三つを組み合わせてウオーキングお遍路をやっていま
す。

坐禅では、坐ることがもっとも大事なのですが、「動中の工夫静
中に勝ること百千億倍」と白隠禅師が申しております。
坐ることを少し離れて、歩く動中の工夫をするのもいいなという
直感がありました。
私は、マンネリしている禅の修業の壁を一歩抜け出すためには、
お遍路だとひらめいたのです。
そのかわり、単なるウオーキングではありません。いろいろ工夫を
凝らしております。最初はバーチャルですが、普通のお遍路の何
倍かの密度があります。
坐禅にも何かしらの意味合いが有りそうです。八十八カ所 
1,200km歩き終えた頃には、何か変わっていそうな気がします。

朝晩のウオーキングお遍路が大変に気持ちがよく、楽しみになっ
ております。

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