水曜日, 3月 12, 2008

■ロハスビジネスが地方再生のカギ

地方の再生はロハス・ビジネスで

大和田順子・水津陽子著「ロハスビジネス」朝日新書より
Pー152
実は、ほとんどの人が気づいていないのですが、負の悪循環や都市と地方の格差を解消する一つの方法がロハスビジネスの中にあります。ロハスビジネスの手法を採用すれば、多くの地方が輝きを取り戻す可能性があるのです。
 ポイントは、地域そのものが持つ「資源」です。
持続可能な社会の一つのイメージは、ゆとりある生活を求めて都市から地方・農村部への人口流入が進む
とするものです。団塊の世代の田舎暮らしへのあこがれがよく話題になりますが、少なからぬ都会人がゆったりとした自然に囲まれた田舎での生活を望んでいます。永住するかどうかはともかく、都市と地方を行き来する「ヂュアルライフ」なら希望者はもっと増えるでしょう。



ロハス・キーワードの「フアーストフードからスローフードへ」「輸入食材から地産地消へ」「海外での団体買物旅行からグリーン・ツーリズムへ」・・・・。これらはすべて、地方にある「資源」を指しています。

自らの足元にある「資源」(特産品など商品はもちろん、森林、田畑、自然、文化・歴史などなんでもいいのです)をロハス層やロハス層に近い人たち(上位20%)に提供すれば、そこには必ずニーズがあるのです。
ただし、今の状態のままで、都市のニーズを把握しないまま商品やサービスを開発しても見向くもされないでしょう。また、これは、「まちおこし」のように、一過性のイベントでは、真の地域の活性化につなげることはできないでしょう。
ロハス層のように意識の高い消費者が主流となる消費社会は、成熟社会にほかなりません。そこで求められるのは「本物」であることです。
成熟社会で高いものを買うのは富裕層だけではありません。自分の好きな分野で「本物」に巡り合えば、価格が高くても買い求める人は大勢います。つまり自ら持つ、「資源」を磨き上げ、ロハス層が好む「本物」に育てることができれば、必ずその地方は浮かび上がるのです。

プロジェクトに必要なものは、「ヒト」「モノ」「カネ」です。しかし、ロハス・ビジネスの「ヒト」「モノ」「カネ」は、これまでのように、単に事業の効率性を求めたり、従業員の効果的な配置を考えたりするような経営資源の使い方を意味するものではありません。自らの「資源」のブランド価値を高めたりするなど、「付加価値型」の「ヒト」「モノ」「カネ」が何よりも重視されます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
よくまとまっています、よく理解できますね。
でも県内ではまだこのような動きまでになていません。

秋田県民カレッジで石川好さん(前秋田公立美術工芸短大学長)の、最終講座での苦言集がさきがけ新報の北斗七星に載っていました。
「カリキュラムは立派だが、学んでも秋田が少しも元気になっていない」
「地域再生は、足元の歴史に学んで、そこに現代風「物語」を吹き込むこと」
「あるものや、あったものを生かすに限るが、秋田県民はあるものの価値を知るのがイヤなのだろうか」
「秋田の顔である中央街区を十年間も放置し何も形に出来ないのは、行政や関係者にやる気がないか、能力がないのか、それとも・・・・」(この問題は我々が十三年前に議論したことと同じレベルを今?)
「ふるさとを学ぶ「秋田学」はすばらしい、問題は受講者がどう学んだか、十年間学びっぱなしの「失われた十年」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
これなんです。

①少なくともみなさん話を聞けばよく分かるんです(意識:頭はいいんです)
②しかし、ハラまで響いていないから、よしやるぞ!(意志までならない)とはならないのです。みんなこの 段階でふりおとされているのです。つぎの行動まではいかないのです。
③行動することは、ハラで納得し、ハラが共鳴し、響き渡ってだまっていられない状態になります。よしや るぞ(意志の力)と、行動しないではおれないのです。

われわれも評論家ではだめです、できることをなにかやろうよ!!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

0 件のコメント: