金曜日, 3月 28, 2008

■一流と二流の差

野村監督と将棋の米長氏の対話集から

目標意識

そんなレベルでプロ(一流の人)として恥ずかしくないのか、人間として恥ずかしくないか、という思い。そういう自覚を養成し、人間形成をしていくのも、監督の務めである。

気づきと努力と幸運の女神

わずかな差を克服させるものは、ほんのわずかな気づきである。わずかなことに気づく。

気づいたわずかなことをコツコツと積み重ねる。その営みが相手とのわずかな差となる。

このわずかな差が隔絶した結果を招くのである。

これは勝負の世界だけではない、人生のすべからくそうである。

そういう人に幸運の女神がしばしば微笑みかけるようです。

好きこそ一流の条件

  ・ 一つの道で一流になろうとするなら、好きというのは必須条件である。若い頃の一時期、自分が好きな対象に溺れるほどに熱中するのは、絶対に必要なことです。  

運の原則:自分が変わる

同じレベル、同じ領域で女神が微笑んでくれるのは一度だけである。

さらに女神に微笑んで貰いたかったら、レベルを変え、考え方を変えなければならない。

つまり、考え方を変え、自分が変わらなければならない、これが運についての原理原則である。

キーワードは謙虚

時代が豊かになればなるほど、人間教育が重要なのだが、現実は逆になっている。人間教育の基本となるキーワードは「謙虚」である。謙虚さこそ、豊かな時代のハングリー精神であり,向上の機である。

意識改革はカタツムリ

意識改革はカタツムリの如しです。倦まず弛まずデータによる納得を繰り返すしかない。私がデータ重視の野球を唱える真の眼目は、選手の意識改革にあるのです。

人は感動によって変わる

データは分かりやすいものとする。分かりやすければ納得できる度合いも高まる。

納得すれば、感じて動くようになる。これが感動です。

人間は何によって変わるかと言えば、それは感動です。 

一流と二流の差

野球の技術に優れていることが、人生の幸福に結びつくためには、技術的な進歩も人間的な成長と並行していかないとだめなのです。

生きるための原理原則、世の中の原理原則を理解していないと、いくら野球の技術があっても、周りと調和して生きていけない。それは結果として技術が向上しないのと同じ事です。

そもそも一流と二流の差は、ここから出てくるのだと私は考えています。

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